いくら借りて、いくら返す?カードローンの金利についてざっくりと理解

金利とは?

金利とは、資金の使用料や賃借料のことを指しています。預貯金にかけられる「利子」や「利息」などと同じ考え方と言えばわかりやすいでしょう。

厳密にいえば、お金を借りた側が貸した側に対して支払う料金のことで、年率換算された金額が借りた金額(元金)にプラスされます。計算式は「元金×利息」です。

カードローンを利用するときに「年金利14.8%」などと記載されていますね。10万円を1年間借りた場合、カードローン会社へ返済する額は10万円の他「10万円×14.8%」の計算式に当てはめた14,800円をプラスして返済することになります。借金をする場合には、このような元金以上の出費があることも覚えておきましょう。

年利とは?

「年利(ねんり)」という言葉は「利息」などと同じ意味合いで使われます。お金を借りたときに、貸主に対して支払う料金を指しています。

1年間借りたときの利率のことを指す場合がほとんどで、「元金×年利(%)」の計算式で求めることができます。年10%の利回りで10万円を1年間借りたときに発生する利息は1万円です。つまり、1年後の返済時には11万円を支払うことになります。

返済約定日前に完済した場合は、「元金×年利(%)÷365日×借入日数」の計算式が適用されます。カードローンにおける利息シミュレーションができるサイトもあります。年利でカードローン会社を比較したいという場合に利用しましょう。ただし、年利は借入金額によって変動しますので一概に比較対象にならないことをお伝えいたします。

実質年率とは?

「実質年利(じっしつねんり)」とは、借入金額に手数料や保証料などの諸費用を含めて計算した実質上の金利を指しています。実質年利18%とある場合は、「金利・諸費用を含めて年18%の使用料をもらう」という意味合いとなります。一般的な「年利・金利」とは異なりますのでご注意ください。

ここで気をつけてほしいのが借入時のことです。「年利18%」と「実質年利18%」では意味合いが全く異なります。

「年利18%」の場合は、このほかに手数料・諸費用が請求されます。借入申込時に全額支払いを求められることがあります。一方「実質年利18%」の場合は、年利の中に保証料などがすべて含まれているので、借入申込時に現金の支払いはありません。

言葉の意味を覚えておくことで「年利の待遇で比較検討したい」という場合に役立ちます。

利息の計算方法

次は利息の計算方法についてです。単純に10万円を1年間、金利年12%で借りていた場合は「10万円×12%=12,000円」で算出できます。返済額は金利をプラスした112,000円となります。

30日間(1ヶ月)だけの場合は、「(10万円×12%)×1/12=1,000円」という計算式で算出可能です。計算が難しい場合は、各カードローン会社のサイトで返済額をシミュレーションできます。

上限金利と下限金利について

カードローンやキャッシングに関しては、上限金利と下限金利が存在しています。カードローン会社では「年4.0%~14.5%」と金利提示をしていることがあります。これを例に当てはめると、下限金利が4.0%、上限金利が14.5%となります。

この振り幅で利息を請求しますという意味合いです。上限金利は貸金業法という法律で定められており。借入金額に応じ上限年利が決まります。法定金利を越えて利息を設定している金融会社は、いわゆる「ヤミ金」なので注意しましょう。

実際に借入するとこうなる - 3つのシュミレーション

10万円の借入で30日間無利息、31日目からは年利10%が適用される場合

① 25日で完済
無利息期間である30日以内に完済した場合は、利息は発生せず、返済額は10万円のままです。

② 45日目で完済
無利息期間である30日以内は、利息の発生がありません。31日目~45日目までの15日間の利息が発生します。「10万円×10%÷365日×15日=410円」の計算式ができ上がり、返済額は10万410円となります。

10万円借入、年利10%無利息期間なしの場合
③30日目で5万円返済、残債5万は60日目に完済

この場合は「10万円×10%÷365日×60日=1644円」となります。30日目で5万円返済するので、30日分に当たる822円をプラスして支払います。60日目が完済約定日の場合、残債の5万円と残りの年利822円を支払います。

年利は先に約定日までの計算を行い、日割にすることが殆どです。返済の都度、利息の計算をし直すことはほとんどありません。ゆえに支払いが遅延するほど利息にも利息が付加されるようになり、支払い金額がかさむことが容易に想像できるでしょう。

利息は長く借りた分だけ加算されていくので、返済期間が長くなるほど利息が膨らんでいきます。借入金額が大きいほど利息も大きなものとなります。自分の返済能力を鑑みてカードローンを利用するようにしましょう。

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